子どもの命を守る 分離信号

本の内容
なぜ息子は青信号なのに、左折ダンプによって死なねばならなかったのか! その強い思いは、現在の交通信号運用のあり方に向かった。日々、調査・研究し、その結果として歩行者と車を分けて横断させる、「分離信号」という交差点のあり方にいきつく。
ドキュメンタリータッチでぐいぐいと読者を引きつける文章には、著者の、「青信号で子どもが亡くなることを防ぎたい」という思いがひしひしと伝わってくる。息子の事故原因追究とさまざまな形の交差点での青信号による交通事故原因の調査・分析、分離信号設置運動と裁判の状況を綴りながら、歩行者に安全な分離信号設置を広く市民・行政に訴える。真の安全を求める姿がここにある。
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書誌情報
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| 書籍名 | 子どもの命を守る 分離信号 |
|---|---|
| 著者名 | 長谷智喜 |
| 出版年 | 1999年8月 |
| ページ数・判型 | 350ページ 四六判・並製 |
| 定価 | 定価1980円(本体1800円+税)※品切れ |
| ISBN | 978-4-916112-08-3 C0036 |
目次
- 序 章 信号はなぜあるの?
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通学路でひかれた元喜/なぜなんだ!/徳道智元善童子/信号はなぜあるの?
- 第1章 上川橋交差点・青信号事故の原因を考える
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- 惨劇がくり返されるのはなぜか
- 真実を語らない加害者
- 事故調書を閲覧
- やっと明らかにされる事故の全貌
- 第2章 青信号に消えた「青天童子」たち
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- 通い慣れた自宅の前で……安助美代子
- 見落とされた小さな姉弟……藤本智子
- 「仲良く遊び学びたかった」のに!……金井早苗
- 母子を見落とす殺人バス……松本良美
- 青天童子たちの訴え
- 第3章 「交差点の危険性」を立証する――調査と研究
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- 手あたり次第にあさった文献
- 交差点の本当の恐さを見つめて
- 人と車を分ける方法――分離信号交差点
- 通行量調査を開始
- 人と車が錯綜する非分離信号
- 「分離信号非効率論」にこたえる
- X字路Y字路の交差点
- 大型車両の殺傷力
- いつまでも変わらぬ不確実な人間の注意力 162
- 第4章 分離信号運動
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- 写真展で世論に訴える
- 青信号を問う!
- 分離信号設置要望書、提出す
- 警察が考える信号運用
- 第5章 分離信号、法廷の場へ
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- 八王子地裁へ提訴
- 分離信号、高裁へ
- 第6章 子どもたちの命を守る安全の思想
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- 社会問題の芽となった「分離信号」
- 社会を変える遺族とマスメディアの努力
- 上川橋交差点と警視庁のゆがんだ事故対策
- 提言! 子どもたちを交通事故から守ろう
- 警察の反応と世論
関東の各県警の分離信号への取り組み/藤本真一 - 分離信号は、人命尊重の思想から
「分離信号」が問う真の安全……柳 原 三 佳(ジャーナリスト)
▼交通事故ボランティア・クルマ問題を考える市民活動紹介*藤本真一

