埼玉県よしかわ発 男女共同参画物語

本の内容
「女性政策、何それ?」――人口5万6千人の小さな自治体で、女性政策の取り組みがスタートした8年前、市民だけでなく担当の行政職員でさえもこう思ったのでした。
女も男も行政職員も入り乱れて「わたしの町を好きになりたい」「町をよくしたい」という思いを抱えながら続けた勉強会からは、「これって女性問題だったのね」「ジェンダーって何?」……といった声が飛び出していきます。そうしてひとりひとりの問題意識や疑問を解きほぐし、共有しながら、自分たちの町の自分たちの女性行動計画を作り上げていきました。
市民はどんな思いで、そしてどうやって女性政策にかかわっていったのか、担当職員はどうやって市民とのパートナーシップを育み、政策を推進していったのか――。
「女性政策、何それ?」を乗り越えた、小規模自治体の男女共同参画への道程を市民・行政職員総勢三十余名の手記と資料でつぶさに物語っていきます。
著者紹介
テキスト
書誌情報
| 書籍名 | 埼玉県よしかわ発 男女共同参画物語 |
|---|---|
| 著者名 | よしかわ女/男(ひとひと)たちのあゆみを記録する会 編著 |
| 出版年 | 2001年2月 |
| ページ数・判型 | 224ページ A5判・並製 |
| 定価 | 定価2530円(本体2300円+税) |
| ISBN | 978-4-916112-10-5 C0036 |
目次
- はじめに
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浅野富美枝(吉川町女性行動計画策定委員長・宮城女子学院大学教員)
- 第1章 市民と行政のパートナーシップ
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市民とつくりあげた行動計画 *山崎純子(初代・女性政策担当職員)
*女性政策の出会いから政治参画へ 田口初江
*協議会への応募が私を変えた 中田真矢子
行動計画はこうしてつくられた 浅野富美枝 - 第2章 行動計画の三つの柱――教育・実践・庁内改革
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「絵に描いた餅」にしないために
――よしかわパートナーシップアクション22の実現を目指して 中村詠子(二代目・女性政策担当職員)〈教育〉男女平等教育推進委員として活動して 多久和俊明
〈実践〉「楽しみながら」が秘訣 男女共生推進市民会議 中村苑子
家庭内の事件を寸劇に 後藤春嘉子
男女共生は「個」の時代 森本泰弘
*座談会*自分が変わる――男女共生推進市民会議メンバー
梅澤純子/康成日/小林里子/福田重男/船越谷和子/山本モト子
*第一期男女共生推進市民会議で活動して 澤山義雄/山本勝人
〈庁内改革〉庁内からの意識改革――やっぱり行政が変わらなくっちゃ 中村詠子(二代目・女性政策担当職員) - 第3章 よしかわを動かす女/男たち
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私たちの町を知りたい・よくしたいの思いを胸に
――「吉川を考える女性の会」の活動から 浅川文江
市民参加で高齢者福祉プランを
――母親大会で培った活動の力 石倉尚美
「黒一点」の男が変わる 渡辺秀雄
私たちのおあしすをつくるために 長嶋須美子
子どもたちと向きあえる教育を 大澤加奈子
「パートナーシップアクション22」と障害児へのまなざし 渋木はる子
変わり始めたPTA 康 憲子
*障害児のわが子が学童に 島田芳江
*在宅介護が救われる社会へ 菊名美津子 - 第4章 行政の扉はこうして開かれた
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女性政策担当窓口設置当時のこと 染谷宗壱(吉川市職員)
「共生」を大事にした町長の姿勢 岡田忠篤(吉川市職員)
初の女性政策窓口担当となって 永野定子(女性政策兼任時代の担当職員)
町はじめての女性議員として 小山順子(吉川初の女性議員)
一人担当のプレッシャー 山崎祐子(三代目・女性政策担当職員)
議会から問い続けた女性問題 宮本廣枝(吉川市で二人目の女性議員)解 説 推進の力はどこに 浅野富美枝
よしかわのこれまで、そしてこれから

